私は改造人間になりたい

オレは自分の改造に興味がある。

と言っても整形手術とかではない、己の内面を改造したいのである。

何故ならばオレの性格は明らかにマジョリティではないからだ。楽にこの社会を生きていく上で自分の性格が多数に迎合できないとなるとこれは結構ツラいものがある。

よってオレは2015年1月あたりこの自分の内面をどうにか改造し世の中に受け入れやすいカタチへと変貌させる事はできないかとネットを使ってアレコレ調べていた。

そうしてオレが行き着いた答えはTMS治療と糞便移植であった。

まずTMS治療。これは頭に微弱な電流を流し、脳の働きの弱い部分を活性化させるというものだ。これにより鬱病の改善やネクラで陰鬱な性格を社交的で快活な傾向へと変化させたり集中力を高めたり仕事の能力を向上させたりすることが出来る。

オレは治験募集のwebサイトからこの治療を無料で施術してもらおうとしたが過去に精神科での鬱病の診断が無いという理由から断られた経験がある。

次に糞便移植。これは他人の大腸菌を自分のケツの穴に注入するというものである。人間の体型や性格や行動等はその個体が腸内にどの様な細菌を飼っているかによってコントロールされている部分があるとかないとか。健康でマッチョな様々な病気に対する抗体を持った優秀な人間の腸内細菌を自分の腸内に移植させ定着させる事によって種々の病気への抗体を獲得したり痩せやすい体質になったり性格的な内面の変革を望めるであろう。

これは最近アメリカのアニメ「SouthPark」でもネタにされた。S23E08のTurd Burglarsの回である。糞便移植のため住民達が人気アメフト選手のウンコを何とか手に入れようとする話だ。

こんな感じの2つの治療をオレは昔からいずれやりたいと思っていて、コロナ給付金が振り込まれるのを機に糞便移植に手を出してみようかなと思ったという話。