ホームレスに成りたかった小学生時代

オレは小学6年生、クラスメイトに自分をアピールする自己紹介カードの「将来なりたいモノ」項目にホームレスと書いた記憶がある。

ウケを狙っていた面も勿論あるがその当時のオレが思い描いた世界中で最もシガラミ等のメンドクサいモノが無く一番自由そうな存在であると感じたためそう書いた様に思う。

以前は周りのヤツらと同じく「サッカー選手」だとか「野球選手」だとかそんな事を書いていたのだが本当はそんなモノには毛程も興味が無かった、そもそも「将来なりたいモノ」なんていうものが存在しないのである。あえて言うならばこの当時オレはオレ自身のまま精神的には何かに属さず「個」で居たかったというのが一番近い気がする。

今はどうかと言えばこの当時と同じくなりたいモノなど一切無い。強いて言うならば毎日自分の好きな時に好きな事だけをやって大金を稼ぎ、毎日うまい食物を食って飲んでゲームして漫画読んでたまにスポーツにうつつを抜かすそんな暮らしが実現したら良いと思う。とりあえずホームレスにはなりたくはない、好きなもん食えなさそうだし、空き缶集めとかしたくないし、夏の暑い時期に毎日外でテントで寝るのはしんどそうだし。

現在オレは28歳手取り16万円、将来ハネる見込みも無し。オレと同じ年齢ぐらいの他のヤツらが自分の成りたいものになれたのか、はたまたそうではなくともある程度のモチベーションを保てる落ち着ける場所を見出したのかは知らないがオレはまだ何も成してないし何をすれば良いかも分からない状態である。

とりあえず毎日何か新しい事に手を出してみるところから始めてみようと思いました。