オレは常に最新鋭
- White Rabbit Entertainmen
- 2020年2月5日
- 読了時間: 3分

仕事辞めるにあたって今のアパートを出ていくため持ち物を整理する必要がある。
今のアパートに越してきて、これまでの3年半程度の生活で買った机等の家具やデスクトップPCとモニター、マイクとマイクスタンド、マウンテンバイク、基本的には手持ちで動かせない物は持たない主義だが動かしずらい物も結構ある。
こういうものを移住先に持っていこうとすると引っ越し業者を使わないといけなくなり金がかるため売り払ったり捨てたりして整理しようと思う。一般的な四角い段ボールに入る程度のものならば郵便屋に1個1000円程度で全国どこでも持っていってもらえるから金がかからない。
オレの生活はPCと机と座椅子、マットレスと寝袋、冷蔵庫と調理器具に洗濯機、あとはインターネットさえ繋がっていればOKだ。移住先に持っていく物を減らすために今の持ち物をもっと縮小化できると思うのでそれも同時に行っていきたい。
デスクトップPCやモニターはノートPCで代替可能だし、自転車は現地で安いママチャリでも買えば良い、家電も現地の中古ショップで揃えれば良いし、マイクとマイクスタンドもピンマイクにすればリュックに入るサイズになる、余計な物を捨てたり代替可能なもので代用すれば引っ越し代金を払わずに移住ができるのである。
オレには住む場所や仕事に飽きたらその地を捨てどこか知らない場所に移動したい願望がずっとある。以前も新卒で入った東京の会社を辞め、トヨタ期間工になった時には愛知県での寮暮らしになるためほぼ新品であった家具やら何やらを全部売り払ったり捨てたりした、今から5年ほど前の事だ。
この時の家具一式は親の金で全部揃えたので全部売り払った時には親にキレられた。もったいないという事らしい。しかしオレはその時「こいつ何も分かってねえな。」と思ったね。
物質的な物に限らず「今まで築いてきたものを捨てる」という行為は何か新しいモノを得ようとする事と同義だ。これまで蓄積してきたモノを捨て去り、生活を一新するという行為は今までの自分や環境に見切りをつけ、何か新しい別の道を模索しようという開拓者の思考であり人生のコマを進捗させる攻めのマインドである。
これまでオレは「今よりも良い自分に適した環境があるはずだ」との考えのもと職を転々としてきた、その結果楽な商業施設管理人の仕事を手に入れ、この系統の仕事なら今後も続けられるという知識と経験を得られた。オレが現状を疑い、行動したからこそ自分の人生のコマが一つ新たに進んだのである。
物を捨てられない人間はどうだろう。そういう人間は今いる場所の延長上には行けるかもしれないが、現状を捨て大きな生活の変化は望めないと思う。
今は全世界の情報をネットからいつでもどこでも入手できるため社会の移り変わりが早い。そしてそれは年寄り連中が死に絶え、新しい時代の流れを受けて育った世代と入れ替えになるにつれ加速していくだろうと思う。
オレが何かにつけ定期的に物や住居や職を捨て、これまでと違った新しい生活を始めようとするのは無意識に移り変わりの早い社会のこれからの構造の変化を見据え、それに適応するための経験値を積もうとしてきたのではないかと思う。
オレはこれから先の長い人生の中で何かをずっと捨て続ける事になるだろう。そしてその都度新しい何かを手に入れ先に進むのである。
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