オレがやたらと会社を辞め新天地を求める理由
- White Rabbit Entertainmen
- 2020年3月11日
- 読了時間: 2分

28歳のオレは緩やかに死につつある気がする。
思えばこれまで会社人間になりたくないとほざきながらも結局のところ会社のおんぶにだっこで、毎月当然の様に入金される給料を貪る存在だった訳である。
会社にとってオレという社員を雇う事は負債でしかなく、何一つ利益を与えていない、そんな存在だった訳だ、しかも文句ばかり言ってすぐに辞める。
現在在職中である商業施設ビル管理人の仕事もそうだ。仕事はほぼ居るだけ。そんな仕事も今月か来月末で辞める。オレはこの職場に3年間程度身を置いたことになるがやった事と言えばネットで動画を見る事とオナニーだけだ。1人で管理室に常駐し、たまに巡回に行き異常の無い事を確認しさえすれば後はネットをしていようが何をしていようがOKな職場だ。これで毎月20万がオレの口座に給料として振り込まれる。
そんな楽な仕事でありながらオレはある時期からこれが嫌になった。
生来の飽きっぽさ故、単純に別の土地で何か他の事をしたくなったという理由も当然あるが、このままここへ身を置いて年を重ねていっても波乱こそないが幸福な人生にはならず、このまま緩やかに死んでいくだけのつまらない一生になる気がしてこの状態を維持し続ける事が単純にイヤなのである。
オレは高校の時分にスーパーでバイトをした際に社員連中の生きているのか死んでいるのか分からない、つまらなそうな顔を見て「こんな風になりたくねえな」と思った。
それ以降は「普通じゃ駄目だ」とか「会社員ではなく自分の力で生きていこう」という考えの下、それを自分のアイデンティティとし生きてきた訳だけれども、大学を卒業してから約6年間程の会社員生活の中で最近はこの当時のオレが抱いていた活力みたいなモノが失われつつある事を感じつつある。
自分がやりたくない事を長期間続けているからであろう。これから数十年続く長い人生を出来うる限り幸福度の高い状態を維持しつつ生きていく道を模索するためにオレは毎回リセットボタンを押すのだと思う。
仕事を辞めてしばらくは貯金を切り崩しながら色々な場所を旅行しようと思う。
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