oh!!!!!!!!!!! マンション清掃 #6 ～ダブル娘ボロッカス～

娘とかジョーさんとの同乗の日のアレやコレ。

作業にも慣れこの会社を辞める2、3ヶ月前ぐらい、ジョーさんと何回目かの同乗。

まず社長の2匹の娘の事について語る。

社長娘は2匹いて、確か両方共にこの会社の社員として在籍していたと思う、片方は確実だがもう片方は在籍してたかどうかに記憶に確証が持てない、確かそうだったはず、しかも役員ポジション的なやつ。

名前は娘1の方がミホとかなんとかいう名前だった様に思うけどもう1匹の方は全く覚えていない、それ程にオレと関わりのないキャラだった、そもそも一回会った事があるかないかぐらいの存在。

まず娘1について話す。娘1は一応事務的なポジションに位置するっぽい感じなのか、たまにオレらが事務所から作業に出るぐらいの頃合を見計らってなのか会社に出社してくる、オレらに特に挨拶は無し、パッと見スーパー暗い、幽霊みたいに入ってきて気づけばいつの間にか社内に1人増えてる。ソイツはオレらが清掃作業に出発する間際に極稀に出社して来る、オレが辞めるぐらいの時期になると今後事務を任される事になっていくのか、事務のオバチャンになにかを聞きに行ってる感じでチョロチョロやってすぐ帰ってた、実際何をやってるのかは何も知らない、だって作業終えて事務所戻ってきた時に一回もいた事ないし仕事してんの見た事もないもん。

オレの中学時代、広島市立古田中学校で2~3年の際だったかに同クラスであった不登校の磯部さんに雰囲気が似ている。同じクラスの小浜くんだったか他のヤツだったかが「アイツ別に虐められてるワケでもないのに何で不登校なってんの？」と言っていたがホントその通り。皆口には出さないのだが別になんもないのに何不登校かましてんの？気色悪いというかなんかキモいな、どう感情や言語で露わしたら良いものか、それを言葉に出しても良いものだろうか、もどかしながらも何となく結構イラつくな、そんな思春期ガキ共の正直な負の感情のルツボの内にいる存在、それが不登校の磯部さん、娘1、彼女もそんな感じ。

オレが入る前、パワハラ野郎の縦山っつう社員が存在したらしく、ソイツのせいで一度このクソ会社から同じ月に一気に2人社員が辞めた時があったらしい。当時全員合わせて総勢9人の会社であり辞めた2人は現場清掃員、その連中が負担していた仕事も退職するに応じ減ったりするものでもないので残っている各作業員に辞めた2人が担っていた負担分が上乗せされる。現場は炎上、当時コロナ禍だった事もありあまり事務所に出社させるのもどうかという事で各現場作業員は社用車を自宅付近の駐車場に停め、後日自宅から社用車で現場に直行し作業を行うという増した仕事分を出社時間を抑え現場に直行させるという体制を導入した事により残業代という無駄な出費の増加と作業員の疲れによる不平不満とそれによる退職の防止という一時的な処置を施していた時期があるらしい。

その時期だったと思うが、どれぐらいの頻度でかは知らないが娘1が作業員が帰ってきた後に行う物件のネタ写真等を不動産管理会社サイトへアップロードするという作業を一部手伝っていた事があるという話を聞いた。とは言うものの、その作業でさえ極稀にしか出社しない存在なので大したパフォーマンスが上げれるハズも無く、オレが辞めるまでの５ヶ月の在職期間に見た事は10回程度しかない。実際に事務仕事一切を取り仕切っているのは事務のオバチャンで、要は会社の利益をソイツにも給与として享受させそれを税理士かなんかに突かれない様にするために在籍させ定期的に出社させ、名目上会社に在籍し仕事をしていますよっていう体を装い会社の金を供与するための名ばかり社員、居ても居なくてもどーでも良いキャラである。外様の連中からすれば「親族ってだけで労せず高給を獲ってるクソゴミマンコ野郎」と映るワケである、実際いくら貰ってんのか知らんけど。

なんか体も弱いらしく、課長と同乗した際に聞いた話だと焼き肉屋行ったらあたったらしく、そこから昏睡状態になる重篤なレベルにまで至った過去があるとか、娘1がそんな状態になってキレた社長はその焼き肉屋訴えたらしい、勝ったのかどうかは聞いた様な気がするが全然覚えていない。その理由として腸が短いらしくてそれが原因なんじゃないかみたいな話をしていた。それを聞いた際に「なんで他人の腸の長さ把握してんですか笑」って話したのを覚えている。「いや事務のオバチャンが言うんだもんそうやって」って返された事を覚えている、その時「コイツら怖えぇ」とも思った事も覚えている。

そしてこの娘がもう1匹存在して、ソイツはオレが在籍していた5ヶ月間に一回も会社に出社していない。

会社の飲み会にはどうも社長やその夫人のババアからの圧もあるのか、何度か出席した事があるらしく、ジョーさんや梅崎さん、村田村や事務のオバチャンや課長のオレ以外の社員は全員その存在を認知していた。

一度オレが糠林と同乗し定期清掃に行く際、定期清掃の日にはまず社用車で社長自宅まで行き、そこの倉庫から高圧洗浄機や燃料のガソリンや各種必要な用具を社用車へ積み込むという作業が発生するんだけど、その際に離婚して社長の自宅へ転がり込んでいたらしいこの娘2に一回遭遇した事があった。敷地内の普段なにも置いていない場所にチャリが停まってて積み込み作業をしてる間に家から出てきてチャリ乗ってどっか行ってたのを記憶してる。一応挨拶はしておいたが、後に糠林に「今の誰ですか？」って聞いたら「いやぁ、ちょっと分かんない…」みたいな事言ってたんだけど、後日課長と同乗した際にその話をしたら社長の娘2だという事が判明した。糠林は会社の飲み会の際に会ってて知ってるはずらしい。オレから糠林のこの娘2知らない発言を聞いた課長は「どーなってんのアイツ」みたいな反応を示していた。いずれ書こうと思うけど糠林、コイツ変なんだよね。

しかしそんな2匹目の娘もその会社には名を連ねており、確か役員かなんかの扱いだったんじゃなかったかと思う、一回も出社してないしオレが在籍中確認してきた範疇では恐らくそもそも仕事も1mmもしてないだろうに。

車での移動中、とある物件の前を通った際にジョーさんが「そこの物件、社長の娘2が結婚して夫と住んでたマンションだよ」みたいな話をしだした。「ある日部長から何も言われずとりあえず来てとか呼ばれてここ(この物件)来てみたら引っ越しの搬出作業やらされた、娘2の離婚した夫の荷物の搬出作業だったって後で気づいた」みたいな話を聞いた。そうして離婚した娘2は社長宅へ転がり込みそこで生活しているらしい。

その話よりそこそこ前の初期の頃だったと思うがジョーさんと同乗した際にこの社長の娘2人をマジでボロっカスにコキおろしてた事がある。

具体的にどういう悪口を言ってたのか全然覚えていないが、薄っすら頭の中にある雰囲気から説明するとオレが金欲しいみたいな話をした事を発端に「じゃあ社長の娘どっちかと結婚すりゃ良いじゃん今フリーだよ」ってところから「いやぁ嫌ですよ」的な感じで返答するとそっから積年の恨みがヒートアップしたのか「あのクソ女がガキ孕んだらボコボコにして堕胎させてやりゃ良いんだよ」的なそういう雰囲気とノリの会話を結構長い時間続け全然もっと凄い事も言ってた様に思う。

オレが「オイオイオイ」と思う程なのでそのレベルや押して知るべしだと思う。ジョーさんのその罵詈雑言を聞いたあと「え、社長の前でもそういう感じなんですか？」って意味わからん事を言ってしまうぐらいに凄いボロクソ具合だった。すぐに「言わないよ笑」と否定されたけど「いやなんかそういう感じのコミュニケーションありなんかなと思って、すいません」と言った事も覚えてる。

この娘2匹の事に関してはジョーさんに限らず皆不平不満を言っていた。実際それだけ文句言われるのも分かる。皆が頑張ってしょうもない清掃作業で稼いだ金を社長の親族だからという理由から何もしていないにも関わらず、恐らく外様社員連中より全然多い金を貰っているはずである。娘1はオマケになんか暗いし別に皆とコミュニケーションも取らない(そもそもオレらが作業に出る際に入れ違いで出社するパターンがほとんどで、そもそも会うことが少ないのだが)。まあそれが親族経営の宿命なんだけどムカつくだろうなとは思う。オレはこの件に関しては皆が言うほど正直どうでも良いと思っていた、というのも入社前までは親族経営だとは考えていなかったし(今考えればこんな零細清掃会社なんか基本身内で固めてるか、そうでなくても仲間内でやってるケースがほとんどだろこのクソバカと思うが)別に余剰資金をちゃんと社員の給与として振り分けてる公正な会社なんかほとんど存在しないだろ。会社の余剰資金が親族の給与にいかなくてもどのみちオレらの金になることなんて親族経営の会社でなくとも、基本どの会社に属していようがそんなに無いワケである、故にどーでも良い。

続く。