電車

中央線帰りの車内。

停車駅から群衆に押し出される形で車内へ入ってくるババア、眉間に皺寄せ不本意な形で中へ誘われる事への苛立ちを露わにする。

こういうヤツが視界に入ると気が滅入る。そんな眉間に皺寄せて不快感を周囲にアピールする程満員電車乗りたくないんなら1本遅らせて他人に押出されない程度の電車に乗りゃ良いのにと思う。でもオレ結構他人の顔とか見ちゃう、すげえ敏感なんだよね。

顔の皮膚がたるんだ二重アゴのスーツ着たジジイも視界に入る、それを見るとオレもこのままではこうなってしまうのかという、危機感と焦りがオレに何かをしなければならないという気持ちを想起させ、ブログを書こうという活力へと変わる。これを書いた所でそうなる結末から脱却できる可能性は薄いとは思うが。

オレに力があるのならオレを不快にさせるこういう眉間に皺寄せクソババアみたいな人間を急に南極とかにワープさせたい。

そこではカメラが無数に配備されており、それらカメラの映像はネット放送で良い感じに生中継されている。「突撃密着南極24時」とかいうタイトルを付けて、急に何の前準備も無く南極に移転されたその不機嫌クソババアがどの様な行動を採っていき、何をして生抜いていくのか、はたまた死ぬのか若しくは脱出に成功して元の木阿弥へと戻り眉間に皺寄せクソババアとして再度中央線に君臨するのか、めくるめくスペクタクルが展開される素晴らしい番組になるんじゃないかとオレは思う。オレがイチ視聴者なら欠かさずに毎回見るけどね。

そんな事をオレは電車の中で見た人間共の顔から夢想し八王子までヒマを潰して耐えているのである。